【デンバー22日共同】橋本竜太郎首相は二十二日午後のデンバー市内での内外記者会見で、長崎県・諌早湾干拓事業への反対運動について米国人記者から感想を聞かれ「どこまで調べて質問をしたのか。(諌早で)どれだけ水害があり、人が亡くなったかご存じか」と不快感をあらわにした。
首相は「干拓が生物の生命に影響を与えることは否定できない」としながらも、ムツゴロウは全体として増加傾向にあると強調。渡り鳥についても環境庁の調査で付近の干潟に移動していると説明した。首相は水門建設による田畑への塩害防止効果も説明し、理解を求めたが、米国でもこの問題が取り上げられたことに戸惑いが隠せない様子だった。